エルシーシーが所在する東京は神田神保町。
世界最大の書店街としてよく知られる街ですが、今回のブログはこの街の名前の由来についてです~。
神田神保町―「神田」と「神保町」の二つのキーワードにわけられます。
まずは「神田」の由来から。
神田の由来は諸説あるようですが、地名としての神田の由来で定説になっているのは、「神(かみ)」の「田(た)」から来ているというものです。
「神(かみ)」の「田(た)」とはWikipediaによれば、“神社の祭祀などの運営経費にあてる領田(寺社領)のこと”だそうです。
7世紀に日本で律令制が制定された際、天皇から神様(神社)に与えられた土地ですね。
天皇が神社に与えた土地は日本全国にあったので、今でも「神田」とつく土地が日本の各地に存在するとのこと。
では、東京神田の神様は?といえば、これはもう、千代田区外神田に鎮座おわします、「神田明神」の神様です。
730年に今の千代田区大手町に創建された神田明神は、その後も北条家や太田道灌などの関東の有力武将に手厚く保護され、江戸時代の1616年、現在の場所に移りました。
その際、江戸幕府により社殿が造営され、以後江戸の総鎮守様とされたそうです。
平成の世でもなお、神田は言うに及ばず、日本橋、秋葉原、大手町、丸の内をはじめとする108の町々の総氏神様として、多くの参拝客が訪れるスポットとなっています。
ちなみに、神田明神の鳥居脇にある、同じく江戸時代から続く老舗の「天野屋」さんでは、創業当時より存在するお店の地下6mの天然の土室(むろ)で、今も作り出される糀(こうじ)を使った甘酒が、それは大変おいしゅうございます~。
巷では塩糀(塩麹)が大変な人気で糀が一躍脚光を浴びていますが、こちらのお店は塩糀ブームよりもずーっと前から、明神様にお参りする多くの人々の喉を潤してきたのですね。
おっと、話が脱線して誌面がつきてしまいましたので(苦笑)、この続きはまた次回とさせていただきます♪